基本方針

心の健康は、人の活動の根幹を成す重要な要素です。企業活動においても、従業員本人とその家族の幸福な生活のため、また、活気ある職場作りのために、心の健康の保持増進は必要不可欠です。
当社は、厚生労働省より発行された「労働者の心の健康の保持増進のための指針」（メンタルヘルス指針）に基づき、派遣社員を含む全ての従業員の幸福な家庭生活と、活力に満ちた職場環境の構築のために、メンタルヘルス不調者への対応に留まらず、従業員の円滑なコミュニケーション、より快適な職場環境への改善等を含めた、より広い意味での心と体の健康づくりに積極的に取り組んでいきます。

体制

「労働者の心の健康の保持増進のための指針」（メンタルヘルス指針）による、4つのケアを中心に、以下の役割を構築し、互いに適切な連携を持ちながら、メンタルヘルスケアを継続的に実施します。

従業員全員が、まず自分自身のストレスやメンタルヘルスケアを正しく理解し、自覚し、自身のストレスを予防、軽減、対処するため、セルフケアに対する資料等の配信や年１回のストレスチェックを実施する等の支援を致します。また、社外相談窓口の情報も都度提供し、利用しやすいようにします。

管理監督者による従業員の心の健康に関する相談対応、職場環境の改善、職場復帰支援等を実施します。
また、管理監督者(この場合、係長以上の役職者を対象)」へ社外講師によるラインケアの研修を実施します。

総務部管理課及び産業医にて社内産業保健スタッフを兼務し、従業員(管理監督者も含む)からの相談があれば、その対応を行います。また、メンタルヘルスケアの実施の企画立案、個人の健康情報の取扱い、社外専門家、専門機関とのネットワーク形成や窓口業務、職場復帰支援等の活動を行います。

社内産業保健スタッフでは対処や改善が困難な問題に対しては、社外の専門医や専門機関を活用し、支援を受け改善に努めます。(日本生命ヘルスケアサポート・イトーキ健康保険組合・社会保険労務士等)
社内産業保健スタッフ等によるケアを推進するために必要な人材の確保が困難な場合は、千葉産業保健総合支援センター、東葛北部地域産業保健センター、中央労働災害防止協会、労災病院勤労者メンタルヘルスセンター(関東労災病院)等のそれぞれの役割に応じた事業場外資源の支援を受けるよう努めます。

心の健康づくりのための実施事項

全ての従業員の心の健康づくりを推進するために、以下の対策を実施します。

・月1回、各課（製造は班単位）全員で職場内交流会を実施します。（別紙：実施事項詳細参照）
・年4回(5月、7月、8月、12月)他部門交流会を実施致します。（別紙：実施事項詳細参照）
・年1回職務申請を行い、希望者全員、役員面談を実施致します。
・ストレスチェックの実施及び評価と高ストレス者に対する相談対応と指導を行います。
・ストレスチェックを分析し、職場環境の評価と改善に関する問題提起を行います。
・従業員及び管理監督者へ情報提供及び社外講師によるメンタルヘルス教育研修を実施します。
・外部相談機関の情報を周知します。
・ストレッチを目的に毎朝礼前にラジオ体操を実施します。
・心の健康問題による病気休職者への支援（職場復帰支援）を行います。

個人情報への配慮

健康面にかかわる相談内容やストレスチェックテストを始めとした、個人情報の取扱に関しては、特に細心の注意を払い、従業員のプライバシーを保護いたします。特に、管理監督者やフォロー担当者が相談対応に当たった場合、そこで知り得た従業員の個人情報の取扱に関しては、関連する法令及び当社個人情報取扱規定を遵守し、厳密に取り扱います。

心の健康に関する情報を理由とした不利益な取り扱いの防止

メンタルヘルスケア等を通じて把握した労働者の心の健康に関する情報は、その労働者の健康確保に必要な範囲で利用されるべきものとし、その範囲を超えて労働者に対して不利益な取り扱いを行うことは致しません。

実施状況の評価及び計画の見直し

本計画の推進状況の評価を毎年度行い、明るい職場づくりに寄与するものとします。

令和4年3月1日
伊藤喜オールスチール株式会社
代表取締役　松田　勝也